「ポリ・フレックス プリンタブル ４６６５」は、ポリ・テープ社初のメタリック調の表面にプリントでき、シルバー・ゴールド表現が可能なメディアです。
エコソルベント・ソルベントインク・ラテックスインクを搭載したインクジェットプリンタでのプリントが可能で、圧着する素材の濃淡を選びません。
非粘着ペットライナー付きで微細カットが可能です。「ポリ・タック ８５４」でリタックして熱転写してください。

【特徴】
・メタリック調素材に印刷することで、ゴールド、シルバー表現が可能です。
・生地が「白」または「濃い色」にも転写が可能です。お好きな画像でオリジナルプリントが可能です。
・熱転写して２４時間以上経過した後、洗濯可能です。
・ペットライナー付きなので、細かい輪郭カットが可能です。
・本来の使用方法とは異なりますが、プリント＆カットした後熱転写しないで、手でペットライナーから
剥がして、表面未加工のガラス、鏡面加工したアクリル板、金属、陶器などに貼り付けることが可能です。
しかも再剥離できます。（注１）

【転写方法】
1,上記対応インク搭載のインクジェットプリンタでお好きな画像を「正像」でプリントし、カットします。

2,完全に画像が乾いたらペットライナーから剥がし、剥がした面をＴシャツなど転写したいものにセットします。
カッティングによって鋭角部分から剥がすと楽です。
またペットライナーを剥がすとカールしますので、セットする際、ご注意ください。
細かいロゴ、マークはアプリケーションテープを使っての転写をおすすめします。
（推奨アプリケーションテープ：当社製「ポリ・タック ８５４」）転写物は、２秒ほどプレスして「しわ」を伸ばしてから作業に入ってください。（ポリエステル素材には、事前プレスしないでください。）

3,－A:アプリケーションテープを使用しない場合
シリコン紙、または市販のクッキングシートを画像の上に置き画像をカバーします。シリコン紙の種類にかかわらずグロスに仕上がります。

－B:アプリケーションテープを使用した場合
「ポリ・タック ８５４」でリタックします。
そのまま転写物の上にリタックした画像を上にしてプレスします。
仕上がりはグロスになります。

－C:熱転写しない場合（注１）
手で剥がして、粘着面に触れないよう注意しながら、ガラス窓、同コップ、鏡面加工した物などに貼り付けてください。
熱転写後は充分乾燥させてください。

【転写条件】
対応素材：綿/ポリエステル共通
温度：160℃
時間：15秒
圧力：中(約300g/平米)



※ 転写物素材のタグにある注意事項を十分把握した上でご利用ください。
※ 上記の設定は目安です。素材・プレス機、その他の環境により設定が異なります。
※ 必ず事前にテストしてからご利用ください。

【注意事項】
・必ずプリンタメーカーの純正インクをご使用ください。
・プリント後、画像を完全に乾燥させてから作業に入ってください。
・熱転写の際は、必ずシリコン紙、クッキングペーパーなどでプリント面を覆いプレスしてください。
・洗濯の際は、転写後２４時間以上乾燥させ転写面を裏返しにして、中性洗剤・４０℃以下で洗ってください。
（注１）当メディアの本来の使用方法ではありませんのでご理解の上、事前にテストしてからご利用ください。
ガラスは、表面加工している「すりガラス」の類には貼りつきません。
作業の際、粘着面にはなるべく触れないようにしてください。
「再剥離」も回数を重ねると粘着強度は弱まります。
・素材テキスタイルに付いているタグの注意事項により、プレス時の設定、洗濯温度、タンブル乾燥などが可能かどうかをご確認の上ご利用ください。

データシートに関して

下記よりダウンロードが可能です。

ポリ・フレックス　4665　メタリック　データシート	PDFダウンロードはこちら

PDFファイルを見るのはAdobe Reader（無料）が必要です。

【もっと詳細を知りたい方は..株式会社ポリテープ・ジャパンのホームページはこちら】

マメ知識　　～　ラバー転写とは...　　～


■ラバー転写とは...
ラバー転写とは、ラバーシートをカットして熱プレスで圧着するプリント手法です。
Tシャツやトレーナーなどの衣類にプリントしたり、サッカーやバスケットボールなどのスポーツウェアにマークを付けたりする際に使用されます。
インクジェット対応のラバーシートにフルカラー印刷したものをカットして圧着する方法は「フルカラーラバー転写プリント」と称されます。
ラバー転写の主な特徴は次のとおりです。

・製版が不要なため、小ロットの製作に適している
・背番号や個人名など、文字のプリントに適している
・顔料プリントと異なり、生地の上にしっかり染料が乗っている雰囲気のプリントになる
・シルクプリントで作成する転写のため、版代が必要になる


■ラバー転写プリントの長所
1,1枚からプリント　/　即日生産・小ロット対応可
製版不要で、デジタルデータを使用して1枚ごとに違う番号、名前、ロゴなどをプリントできる。

2,番号や名前、単純なロゴに最適
1枚ごとに番号・名前変更が可能。

3,特殊カラー表現
様々なラバーシートが使用可能(金銀/蛍光/ラメ/発泡など)。

4,隠蔽性
ラバーシートを貼り付けるため、生地色や生地の素材が変わっても同一の仕上がりになる。
様々な素材にも対応(綿/ポリエステル/ナイロンなど)。

5,フルカラープリント（フルカラーラバーの場合）なので写真・グラデーションなどフルカラーのデザインができる。



■ラバー転写プリントの短所
1,大量生産
カットした後手作業で余分な場所を取り除く工程（カス取り）があり、デザインによっては大量生産は不向きな場合がある。
製作枚数が増えても1枚当りのコストを抑えにくい。

2,複雑なデザイン
小さい文字や細い線、細かな輪郭の場合、カットが困難な場合があり、またカス取り作業にも時間を要する。

3,ラバーシートの在庫
用途ごと、素材ごとにラバーシートを使い分け、在庫を持たなければならないこともある。